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Oracle TimesTen In-Memory Databaseエラー・メッセージおよびSNMPトラップ
リリース7.0
E05175-01
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トラップ名と重大度レベル

TimesTen SNMPトラップは、重大度レベルによって分類できます。トラップの情報は、次のいずれかです。

次の表に、各トラップとその重大度レベルを示します。

トラップ名
重大度レベル
説明
ttAssertFailTrap
エラー
TimesTenアサーション障害。
ttCacheAgentDiedTrap
エラー
TimesTen Cache Connectデーモンが停止しました。
ttCacheAgentFailoverTrap
警告
キャッシュ・エージェントで、Oracleへの接続が失われ、接続のリカバリが開始されたことが検出されました。
ttCacheAutoRefQueFullTrap
警告
TimesTen Cache Connectの自動リフレッシュ・キューが一杯です。
ttCacheIncAutoRefFailedTrap
エラー
TimesTen Cache Connectの増分自動リフレッシュが失敗しました。
ttCacheAwtRtReadFailedTrap
エラー
非同期WRITETHROUGHキャッシュ・グループの場合、実行時情報はOracleインスタンスに格納されます。Oracleからのこの情報の読取り中は、レプリケーションは実行時データ表(tt_version_reppeers)を検索できないか、または表内の情報を検索できません。
ttCacheAwtRtUpdateFailedTrap
エラー
非同期WRITETHROUGHキャッシュ・グループの場合、実行時情報はOracleインスタンスに格納されます。この情報の更新中は、レプリケーションは実行時データ表(tt_version_reppeers)を検索できないか、または表内の情報を検索できません。
ttCacheRecoveryAutorefreshTrap
警告
キャッシュ・エージェントでリカバリ自動リフレッシュが実行されています。これは、次の場合に実行される必要があります。
  • 自動リフレッシュ状態をONに設定してキャッシュ・グループを作成したため、キャッシュ・グループがロードされなかった場合。
  • キャッシュ管理ユーザー用の表領域の不足のため、Oracleでの変更ログ表が切り捨てられた場合。
ttCacheValidationErrorTrap
エラー
キャッシュ・エージェントが、キャッシュ・グループcache-group-nameでキャッシュ・グループを適切にリフレッシュできない致命的な異常を検出したか、リフレッシュ間隔time-in-ms中に致命的な異常を検出しました。詳細は、ユーザー・エラー・ログを参照してください。
ttCacheValidationWarnTrap
警告
キャッシュ・エージェントが、キャッシュ・グループcache-group-nameでキャッシュ・グループを適切にリフレッシュできない異常を検出しました。詳細は、ユーザー・エラー・ログを参照してください。
ttCacheValidationAbortedTrap
エラー
キャッシュ・エージェントが、致命的エラーによってキャッシュ・グループの検証を強制終了しました。詳細は、ユーザー・エラー・ログを参照してください。
ttDSCkptFailedTrap
エラー
チェックポイントが失敗しました。
ttDaemonOutOfMemoryTrap
エラー
TimesTenデーモンでmallocのコールが失敗しました。
ttDSDataCorruptionTrap
エラー
データ・ストア破損エラーが発生しました。
ttDSGoingInvalidTrap
エラー
データ・ストアを無効な状態に設定しています。データ・ストアの無効化は、通常、データ・ストアに接続されたアプリケーションが、最初にデータ・ストアから切断されないで強制終了(キル)または突然終了した場合に発生します。
データベース操作中にTimesTenがリカバリ不能な内部エラーを検出した場合に、データ・ストアを無効化することもあります。
コミットまたはロールバックして、データ・ストアをリカバリする必要があります。
ttDSThreadCreateFailedTrap
エラー
データ・ストアへの複数の接続を持つプロセス(通常はマルチスレッド)が異常終了しました。接続をクリーンアップするために割り当てられたサブデーモンは、接続ごとに別々のスレッドを作成します。これらのスレッドの1つの作成が失敗した場合、このトラップがスローされます。スレッドの作成は、メモリーの限界またはシステム内にスレッドが多すぎることによって失敗する場合があります。トラップがスローされた後、スレッドの作成は間隔を長くしながらさらに4回試行されます。最初の試行と最後の試行の間の合計時間は、約30秒です。5回目の試行が失敗した場合、データ・ストアは無効化されます。
ttFileWriteErrorTrap
エラー
ファイルI/Oの書込み中にエラーが発生しました。
ttMainDaemonExitingTrap
情報
メイン・デーモンまたはサブデーモンが、正常に終了しました。
ttMainDaemonDiedTrap
エラー
メイン・デーモンまたはサブデーモンが、異常終了しました。このメッセージは、メイン・デーモンが停止したことがサブデーモンに通知されたときに、サブデーモンによって送信されます。通常、これはメイン・デーモンが強制終了(キル)されたか、クラッシュしたことを示します。
メイン・デーモンを再起動する必要があります。
ttMainDaemonReadyTrap
情報
メイン・デーモンが起動しました。
ttPartitionSpaceExhaustedTrap
エラー
データ・ストア・パーティションの永続領域または一時領域が使い果たされました。このメッセージは、データ・ストア内の永続的または一時的な空き領域が使い果たされた場合に送信されます。一般に、このメッセージの前にttPartitionSpaceStateTrap警告メッセージが送信されます。しきい値を設定する方法については、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド』のPermWarnThresholdまたはSqlQueryTimeoutに関する説明を参照してください。
ttPartitionSpaceStateTrap
警告
データ・ストア・パーティションの永続領域または一時領域が、OKから不足(またはその逆)に移行しています。このメッセージは、データ・ストア内の永続パーティションまたは一時パーティションの空き領域がしきい値に到達したか、またはしきい値未満になった場合に送信されます。しきい値を設定する方法については、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド』のPermWarnThresholdまたはSqlQueryTimeoutに関する説明を参照してください。
ttRepAgentClockSkewTrap
エラー
ピアが指定されたレプリケーションで、過度のクロック・スキューのため障害が発生しました。アクティブ・スタンバイ・スキームのノード間のスキューが許容制限の250ミリ秒を超えています。
ttRepAgentDiedTrap
エラー
レプリケーション・エージェントが異常終了しました。このメッセージは、レプリケーション・エージェントが異常終了したことがTimesTenのメイン・デーモンに通知されたときに送信されます。通常、これはレプリケーション・エージェントが強制終了(キル)されたか、クラッシュしたことを示します。
ttRepAgentExitingTrap
情報
レプリケーション・エージェントが正常に終了しました。
ttRepAgentStartingTrap
情報
レプリケーション・エージェントが起動しています。
ttRepCatchupStartTrap
警告
障害後、TimesTenが、双方向レプリケーションが構成されているサブスクライバからマスターのリストアを開始したことを示します。
ttRepCatchupStopTrap
警告
TimesTenが、双方向レプリケーションが構成されているサブスクライバからマスター・データ・ストアをリストアしたことを示します。
ttRepReturnTransitionTrap
警告
レプリケーションのRETURN RECEIPTが、サブスクライバで有効または無効になりました。
ttRepSubscriberFailedTrap
エラー
マスターによってサブスクライバのために累積されたログが多すぎるため、サブスクライバがfailedと指定されました。
ttRepUpdateFailedTrap
警告
レプリケーションの挿入、更新または削除操作に失敗しました。
ttUnexpectedEndOfLogTrap
エラー/警告
データ・ストアのリカバリ中に、ログ・ファイルが早期に終了しました。アプリケーションがLogAutoTruncate=1(デフォルト)で接続している場合、このトラップは警告を示し、エラー・メッセージを伴ってリカバリが続行されます。アプリケーションがLogAutoTruncate=0で接続している場合、リカバリはエラー・メッセージを伴って終了します。